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ケーニーズの考え
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お知らせ
「やる気!を生み出す接し方」
2024年10月21日

目次

1.子どものやる気はどう生まれる?

2.失敗を恐れない環境を作ろう

3.子どもの「やりたい!」を引き出す言葉がけ


1. 子どものやる気はどう生まれる?

子どものやる気、つまり「内発的動機」は、外から与えられるものではなく、自分の中から自然と話上がるものです。例えば、親が「やりなさい」と言ったからやるのではなく、「自分がやりたいからやる」という気持ちです。これは、子どもが何かに興味を持ち、楽しさや達成感を感じた時に生まれます。

しかし、多くの親は、つい「宿題をしたらゲームをやっていいよ」
や「良い点を取ったらお小遣いをあげるよ」といったご褒美でやる気を引き出そうとします。確かにご褒美は一時的には効果がありますが、これが続くと子どもは「ご褒美があるからやる」という外発的な動機に頼るようになります。これでは、やる気が持続しにくく、やがて「何かご褒美がないとやりたくない」という態度になってしまいます。

本当に大切なのは、子どもが自分で「これをやりたい!」と思うような接し方です。そのためには、まず子どもが何に興味を持っているのか、何が楽しいと感じているのかを親が理解し、それをサポートしていくことが大切です。

2. 失敗を恐れない環境を作ろう

子どもが自分からやる気を持つためには、安心してチャレンジできる環境が必要です。子どもは失敗を通じて多くのことを学びますが、失敗を怖がってしまうと、やる気が減ってしまいます。だからこそ、親は「失敗しても大丈夫だよ」「失敗は次の成功のステップだよ」と伝えることが大事です。


例えば、子どもが学校のテストで良い点を取れなかったとき、ただ叱るのではなく、「今回は難しかったね。でも次に向けてどうすれば良いか一緒に考えよう!」と声をかけてみましょう。こうすることで、子どもは失敗を怖がらず、次に向けて頑張る気持ちが生まれます。子どもが自分のペースで学び、成長できるような環境を作ることが、内発的なやる気を引き出す大きなポイントです。

また、子どもの成長を見守りながら、小さな成功体験を積み重ねていくことも重要です。成功体験が増えることで、自信を持ち、「もっと頑張りたい」と思えるようになります。親は結果だけでなく、子どもの努力や過程をしっかりと評価してあげることが、やる気を持続させる秘訣です。

3. 子どもの「やりたい!」を引き出す言葉かけ

子どものやる気を引き出すためには、日々の言葉かけも大切です。例えば、「どうしてできないの?」や「もっと頑張りなさい!」といったプレッシャーを感じさせる言葉ではなく、「何が楽しい?」「どうしたらもっと楽しくなるかな?」といったポジティブな質問をしてみてください。こうした質問をすることで、子どもは自分の気持ちや考えを整理し、「自分で考えてやってみよう」という意欲が湧いてきます。

また、親が一緒に子どもの活動に興味を持ち、共感することも大切です。たとえば、子どもが何かに夢中になっているときに、「楽しそうだね!もっと教えて!」と関心を示すことで、子どもは「自分がやっていることは価値があるんだ」と感じ、ますます意欲を持って取り組むようになります。親が一緒に喜び、時には一緒に悩むことで、子どものやる気はどんどん引き出されていきます。


まとめ

子どものやる気は、ご褒美や強制ではなく、内発的に生まれるものが本当の力となります。子どもが自分からやりたいと思える環境やサポートを親が整えてあげることで、子どもは自然とやる気を持ち、さまざまなことにチャレンジするようになります。子どもの興味に寄り添い、失敗を恐れない環境を作り、日々の言葉かけを工夫することで、子どもの成長をサポートしていくことが大事です。