コラム詳細ページ|蟹江町でジュニアスイミングスクールはケーニーズクラブ

ケーニーズの考え
ケーニーズの考え
お知らせ
子どものモチベーションを上げるためには
2021年11月17日

はじめに

幼稚園や小学校から帰ってきた子どもが居間でゴロゴロしたり、ゲームに夢中になっていると「いつまで遊んでいるの!」と言ってしまう事がありませんか?休息が必要なのかもしれないのについ急かしてしまう事もあるかもしれません。

何度言い続けてもやる気が出てこなければ効果がありませんし、ついつい親子ケンカになってしまうことも・・・

 

子どものモチベーションが上がらないとため息をついてみたけれど、モチベーションって何だろうと疑問に思ったことはありませんか?

モチベーションの意味が分かればその使い方、上げ方、維持することもできるようになります。習い事や勉強で子どもの力を伸ばせますし、子どものイライラもなくなり、親の心の余裕につながります。

子どもが自発的になり、親も子どもも和やかに暮らせるようになるにはどうしたら良いのか考えてみましょう。

 

モチベーションとは

目的に向かって行動しそれを維持する働きの事で、その心の力のことです。行動するきっかけ、やる気、動機づけ、意欲とも言われています。

モチベーションは大きく分けて内発的動機づけと外発的動機づけの二つがあります。

・内発的動機づけ

内発的動機づけとは、興味や楽しい事、好きなことを自発的に取り組むことです。この状態になるには外発的動機づけより大変ですが、外発的動機づけより継続しやすいです。自分の意志や夢、個人の価値観を指します。

・外発的動機づけ

外発的動機づけとは、ご褒美がもらえるという報酬や頼まれ事や要求(先生に言われてやる)など自分以外の外から発生している状態です。この状態になるのは内発的動機づけより簡単ですが継続を維持していくのは難しいです。

 

モチベーションを維持するためには

長期的にモチベーションを維持するにはどのような評価方法があるのか

・他の人との比較(クラスで一番になりたい、先生に評価されたい)

・過去の自分との比較(自分の成長)

これらに分けられます。

周りの評価を求めて行動しやる気を上げる方法はありますが最終的には自分でコントロールできなくなります。

一度上限に達してしまう(例えば、テストで100点を取ったり、クラスで成績が1位)とその上に行くことが難しくなりモチベーションが続かなくなってしまいます。短期的なモチベーションアップにはつながりますが長期間維持するのは難しいです。

自分ではどうすることもできない他者との評価ではなく、自分の成長度合いを見ることの方が何通りも工夫ができて頭打ちすることが少なくなりモチベーションを維持する事ができます。

 

大人ができる子どものモチベーション維持

他者と比較して目標設定するのも効果的ですが、子ども自身の成長を実感できるよう子どもの過去からの成長を目標とすると良いでしょう。

子ども本人が設定した目標を一緒に大人が引き出せると良いです。また、定期的に見直したり修正して新たな目標を作ったり、定期的な振り返りも効果があります。

空間や場所、身の回りの大切なものを身に着けるなど環境を変えてあげるのも効果があります。

 

子どものモチベーションを高める方法

 

1.やりたい事はどんどん試してみる

大人はやる意欲がなくても別の目標や目的を持ってやろうと思いますが、子どもはそうはいきません。強い興味を持ってやると自ら考え判断して行動する能力が身に付きます。それが将来になって困難を乗り越え挑戦する力になります。

 

2.ゴールや目標を達成し小さな成功を積んでいく

「テストで100点取りたい」など目標をはっきりさせておくとやる気が上がるでしょう。少し頑張れば手に入りそうだと感じるとモチベーションが上がります。逆に何度も失敗するとやる気が起こるよりあきらめてしまいますが、小さな目標を立てて何度も成功体験を積むと自信がつき困難にめげず達成する力がつきます。

 

3.背景や理由を伝える

なぜやらなければならないのか納得してもらいましょう。例えば、部屋の掃除をさせたいとき子どもは面倒くさがってなかなかやりませんが「リフレッシュするよ」「集中できなくなるよ」という方が単純に「掃除をしなさい」よりやる気が引き出せます。

 

4.得られるものを伝える

取り組んだ後に何が得られるか伝えることによってモチベーションを上げる方法です。どのような影響があるか伝えて興味を引き出します。

例えば、「毎日、素振りを100回したらフォームが安定して打てるようになるかもしれないよ」と言って習得することにより結果として何が得られるか具体的に伝える事です。

 

5.上手くいかない時でも褒めるところを見つけて褒める

大人であれば「私も良くやってるなぁ」と自分自身を褒めることもモチベーションが上がりますが、子どもの場合は何かをやってうまくいかない時、思ったようにできずにガッカリ落ち込んで自己肯定感が低くなったときは「頑張っているね」「ちゃんと結果が伸びているよ」と声をかけるだけでも気分が明るくなってモチベーションが上がります。

 

6.記録をつける

モチベーションを上げる方法として他には、記録をつける事です。どれくらい継続しているか、どれくらい自分が伸びているか知ることでつまずいた場合でも復活できます。

やる気は自分次第の工夫によって生み出していくもの。小さい頃から身につけていれば大人になってからもたくましく生きていけるようになれます。

 

日本人は思ったことを口にしないというのが美徳とされているので、褒めるのが特に苦手ですが、自分の立場になって褒めてもらったらとても嬉しいと思います。

褒めるというのは相手のやる気が出る事なので「良いな」と思ったら普段から声に出して伝える習慣をつけると良いでしょう。

 

子どものやる気を引き出す言葉

例えば、「この前よりも良くなったね」「出来ると信じているよ」など、親からの一言でポンとやる気になることがあります。今からでもやる気の出る魔法の言葉をどんどん使ってみるのはいかがですか?

まとめ

今回紹介したモチベーションの上げ方は子どものやる気に火をつけるほんのきっかけにすぎません。子どもが行動した後にしっかり褒めてあげることで達成感を感じ、成功体験が記憶に残り、やり続ける習慣が身につくようになると良いですね。ぜひ習慣になるまで子どもを支えていきましょう。

ジュニアスイミングのぺージを見る